鉄筋コンクリート2階建てやマンションで、Wifiでネット環境を構築しているが、速度が遅いなどの理由でWifi中継器を設置している場合もあると思います。Wifiの電波はルーターから離れるにしたがって弱くなり、壁やドアなどの障害物を挟むと急に衰退してしまいます。そこで、弱くなったWifiのデータを再び強い電波で送信するために使うのですが、設置場所によって効果が違うのです。その理由は、ルーターからの電波が届かない場所はもちろんですが、電波が弱く伝送速度が極めて遅くなっている場所に設置しても意味がないからです。

中継器は受信したデータをそのまま再送信するので、受け取ったデータよりも多くのデータを送信することはできません。具体的にはルーターの至近距離の通信速度が300Mbpsであっても、中継器を設置した場所の通信速度が150Mbpsに落ちていれば、中継器が送信できるデータは最大150Mbpsとなるのです。さらに注意するのが、他の家電製品から離すことや床に直置きしないこと、水槽の近くに置かないことなのです。家電製品の中では電波同士が干渉してしまう電子レンジとは話すこと、直置きしてしまうと床に電波が反射して広がりにくくなる場合があるからです。

水槽も近くにあると電波が水中を通り抜けていくのが難しいので避けるほうがいいのです。このように設置場所と設置方法に注意が必要な中継器ですが、最近ではコンセントに差し込むだけのものもありますし、快適な通信環境のためにも、どこが一番使いやすいかを試してみるのもいいかもしれません。

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